【2017年9月6日 |
カテゴリー:IT仕事術 |
松田税理士事務所
】
「もう業者に頼まない!」シリーズ第1弾として「お預かり証」の作成を解説しました。本日のエントリーでは、シリーズ第2弾として「封筒」の作成を解説していきたいと思います。
税理士業務に限らず、商売をしていればなんらかの書類を顧客や取引先に郵送します。その際に、市販の茶封筒で送るのはビジネスマナーとしてあまり好ましくありません。その為、自社オリジナルの封筒を作成することになります。税理士業界でもいろいろなルートで封筒を作成することができます。
独立当初は某税理士業務専門ショップで封筒を注文していました。しかし、高かったのです。独占ゆえ、やはり競争相手がいないと価格に反映されてしまいます。しかも、当時は、それなりの価格の封筒でも中身の書類が透けて見えるというあってはならない仕様でした。そこで、やはり自分で作ろうと思ったのが最初の動機でした。
【2017年8月18日 |
カテゴリー:IT仕事術 |
松田税理士事務所
】
税理士には「税理士電子証明書」という税理士資格者だけに提供される電子証明書があります。通常は、この電子証明書を使って、お客様の確定申告の際、電子署名して代理送信(電子申告)することになります。
しかし、マイナンバーカードでも電子署名して代理送信することは可能です。では、なぜ税理士専用の電子証明書が存在するのか?という疑問が浮かび上がるのですが、それは「税理士であることを証明するため」という理由なのは当然のこととして、その他にも、その創設の経緯には大人の事情などもいろいろとあったようですが、今回のエントリーでは触れないことにしたいと思います。
現在は、第4世代の税理士電子証明書を利用することになります。この電子証明書は1枚目に限り無料で配布され、その申請は今年の4月から始まっていました。つい、うっかり申請し忘れており、第3世代の電子証明書が利用不可になる7月31日時点で第4世代の電子証明書が手元にない状態でした。どうしても8月上旬に電子申告する必要があり、緊急避難的にマイナンバーカードで電子署名して代理送信しました。
本日のエントリーでは、マイナンバーカードで電子署名するためのパソコンの設定手順を書いていきたいと思います。税理士以外の方が、マイナンバーカードで電子署名する場合も、以下の手順と同じになります。
1.NFCポートソフトウェア(旧名称は、FeliCaポートソフトウェア)をインストールします。
私は、ソニーのRC-S380というICカードリーダーを使っているので、そのNFCポートソフトウェアをインストールします。
2.JPKIを利用するためには「PC/SCアクティベーター」をインストールします。
次に、ICカードリーダーを「e-Tax」などの公的個人認証サービス(JPKI)を利用するために必要な、PC/SC機能を使用可能にするPC/SCアクティベータ for Type Bをインストールします。
3.「利用者クライアントソフト」のインストール
公的個人認証サービスのサイトから「利用者クライアントソフト」をダウンロード、インストールします。
4.ICカードリーダライタの設定画面の確認
スタートから公的認証サービスにあるICカードリーダライタ設定をクリックします。
ICカードリーダライタを自動検出にする、にチェックがあることを確認します。(これでうまくいかない場合は、PC/SC対応にチェックします。)
5.JPKI利用者ソフトの設定
スタートから公的認証サービスにあるJPKI利用者ソフトをクリックします。自分の証明書をクリックします。
署名用電子証明書にチェックして、OKをクリックします。
電子証明書のパスワードを入力します。
有効性確認をクリックします。
「有効」と表示されれば問題なく設定が完了しています。
6.パソコンを再起動します。
7.電子証明書の登録
電子証明書と自分の利用者暗証番号が紐付いていないとエラーになるので、e-taxソフトまたは市販の税務ソフトでマイナンバーカードの電子証明書を登録をします。エラーになり適正に電子申告が完了していなければ、無申告という非常に恐ろしい事態になります。必ずこの作業は行うことです。(今回のケースでは、第4世代の税理士電子証明書が届いた際には、再度、電子証明書の登録作業を行うことになります。)
以上で、マイナンバーカードで代理署名が可能となります。
*上記手順は、すでにパソコンにe-taxの設定が完了している場合の手順です。まだ設定しない場合は、国税庁のサイトを参照に、リンク先ページ内の手順①〜手順⑤の設定を完了させてください。
まとめ
電子申告すると、書類で確定申告するのに比べて添付書類が不要になったりと便利な面があるのですが、そもそも、その、前段階の設定自体がまだまだハードルが高いと言えそうです。また、2019年(平成31年)を目処に、マイナンバーカードでの電子申告がかなり簡素化される(*1)という国税庁の発表もあります。どのように簡素化するのか様子を見てみたいと思います。
*1 一部報道で、2019年度以降は電子証明書が不要になるとの記事がありますが、これは間違いで、電子証明書が不要になることはありません。
【2017年5月18日 |
カテゴリー:HP戦略 |
松田税理士事務所
】
同業者のブログはいろいろと見ているのですが、その中で「ブログで集客する」税理士が意外と多いことに気づきました。webでの集客方法はひとそれぞれやり方があるので、どれが良い悪いというのはないと思います。ただ、いろんな考えがある中で、改めて私がブログを書く目的や動機と集客web戦略について考えてみたので、その辺りを本日のエントリーで書いてみたいと思います。単に考え方のひとつとして「あ〜こういうやり方や考え方もあるんだな」くらいの軽い感じで読んでもらえたらと思います。
【2017年1月19日 |
カテゴリー:税理士業務日誌 |
松田税理士事務所
】
世の中に「士業」と言われる職業が多くあります。税理士の他にも行政書士、司法書士、弁護士、弁理士など。そして基本的に、税理士以外で顧問契約のスタイルを採るのは、一部の弁護士業務だけで、その他の多くの士業は顧問契約のスタイルを採りません。1案件ごとのスポット業務であることが多いのです。
では、なぜ税理士業務が顧問契約のスタイルを採っているのでしょうか。本日のエントリーでは、その理由を書いていきたいと思います。
【2016年11月9日 |
カテゴリー:IT仕事術 |
松田税理士事務所
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STREAMED(ストリームド)の有料プランに申し込みました。これまでは、ほぼすべての業務を任せていた在宅勤務スタッフがいたのですが、育児問題で辞められることになってしまいました。とても頼りになる方だったので、事務所にとっては非常事態です。いろいろと探してやっと代わりの人を見つけたものの、やはり前任者以上の実力はなく、試用期間で辞めてもらうことになりました。
どうしようかと思案していたときに、そう言えば、STREAMEDというクラウド型の記帳代行サービスがあったことを思い出しました。なんとなく知ってはいたのですが、すべて在宅勤務のスタッフがやってくれていたので、弊事務所では特に必要ではなかったこともあり、無料版の登録さえしていなかったのです。
STREAMEDは精度の高いクラウド型記帳代行サービス
では、登録してどうだったのでしょうか? 「なぜもっと早く登録しなかったのだろう。」と後悔するほど便利なサービスでした。STREAMEDとは株式会社クラビスさんの、クラウド型の記帳代行サービスの名称です。こちらでスキャンした領収書や通帳のPDFをSTREAMEDのクラウド上にアップすると、1営業日後に会計ソフトにインポート可能な形式のデータがあがってくるというもの。かなり正確で、入力ミスもほとんどありませんでした。また、領収書の文字がかすれていたりすると、警告マークが表示される仕組みになっています。
【2012年6月4日 |
カテゴリー:日常 |
松田税理士事務所
】
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musee du louvre,Paris |
先日、ドコモとauの2012年夏モデルの発表がありました。なんと、すべてスマートフォンでしたね。非常に驚きました。
このことは、今後はパソコンと同じくらいかそれ以上のアクセスがスマートフォン経由ということが予想されます。それと同時に、通常のパソコンサイトをスマートフォンに最適化する必要があるということかもしれません。
実は、正月休みくらいから少しずつ作りはじめ、2月くらいにほぼ作り終えていたのですが、先日のエントリーでのアクセス解析の結果や、僕自身必ずしも必要ではないと考えていたこと、それに最終的な修正作業がかなり面倒だったこともあり、作りかけのまま置いていました。
最近では、その存在さえも忘れていましたが、携帯各社の新製品発表を見て、これはできるだけ早くスマートフォンサイトを公開したほうがよさそうだなと考えを改めた次第です。
【2012年5月21日 |
カテゴリー:会計ソフト導入 |
松田税理士事務所
】
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Kyoto,Japan |
当事務所のメインの会計ソフトは、エプソンの財務応援です。この「財務応援」という会計ソフトは税理士業界では有名ですが、一般的にはあまり知られていないようです。やはり、会計ソフトというと「弥生会計」が有名で、ほとんどの人は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 税理士業界でも弥生会計をメインの会計ソフトとして使っている事務所は結構多いかと思います。
実は弊事務所でもサブの会計ソフトとして弥生会計は使っています。しかし、今後もおそらくメインの会計ソフトとして使うことはないでしょう。 なぜ、ここまで有名なソフトである弥生会計をメインの会計ソフトとして使わないのか、その理由を一般事業会社の視点ではなく、会計事務所視点で書いてみることにしました。
弥生会計は一般事業会社向けの会計ソフト
これは弥生株式会社の営業マンに聞いた話なのですが、弥生会計はもともと会計事務所向けではなく、一般事業会社向けに作られたソフトだそうです。 もちろん、現在は、弥生会計AEという会計事務所向けのソフトも販売されています。しかし、基本設計が一般事業会社向けなので、会計事務所が毎日ハードに使うには、実際にいろいろな面で 使いにくいと思うことがあるのです。また、消費税の機能も他の(会計事務所向けの)専用ソフトと比べて若干弱い気がします。
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Minoo,OSAKA |
僕自身、全ての人に税理士資格の取得と独立開業をお勧めするわけではありません。 企業という組織の中で働くことが合っている人もいます。終身雇用の崩壊が言われて久しいですが、僕の大学時代の友人や、以前勤めていた会社(大企業の子会社)の友人を見ていると やはり日本はまだまだ終身雇用が根強い国なんだと感じています。そして、大企業のような組織の中で、充実した研修制度や福利厚生に囲まれ、そのうえで安定した生活を確保できることは非常に恵まれた職場環境なのだと思います。
しかし、意に沿わない異動や転勤、反りのあわない上司、過酷な残業、熾烈を極める出世競争、納得のいかない多くの事柄、ミスマッチ就職、組織での人間関係や職場環境からくるストレスなど、サラリーマンにも多くのリスク要因が待ち構えています。30年〜40年その環境に身を置くことは、人によっては自分らしく、人間らしく生きることが困難だと考える人もいるかもしれません。
一方、手に職を付け、自らの能力と技術で比較的自由にマイペースで働いていくこともまた職業の選択においては有用であると思います。
日本でもヨーロッパ流のワークライフ・バランスの考え方がある程度浸透し、インターネット環境の発達や職業観の変化等によって、ますます「脱組織・脱サラリーマン」の傾向は今後も続くのではないかと考えています。
本エントリーでは、なぜ多くの国家資格の中から「税理士資格」なのかを簡単に書いていきたいと思います。
やっと確定申告が終わりました。今年の確定申告は、昨年にご契約いただいた個人事業主さん数社あり、それまでのお客さんもありますので、結構、時間がかかってしまいました。結局、最終日の15日まで確定申告の仕事をしておりました。
さて今年は、昨年よりもさらに「Macで会計ソフトを使いたい」という事業者さんをサポートしたいと考えております。
会計ソフトを導入する際に重要なことは何でしょうか? やはり会計ソフト導入後のサポートが重要です。これがないと、購入してインストールはしたものの、その先に進めないということになります。
そこで当事務所では、会計ソフトの操作方法についてのマニュアルをご用意しております。驚くほど簡単に会計ソフトの導入が実現します。もちろんMacで会計ソフトを使うなら、「A&A 会計」です。この会計ソフトは、簿記の分からない人でも入力できる仕様となっています。
またユニークな機能として、iphoneと連携できるという非常に便利な機能も持ち合わせています。本日は、そのマニュアルの中から一つご紹介いたします。
伝票には「摘要」という欄があります。この「摘要」には相手先や内容を入力するのですが、以前入力したものを再度入力するのは作業効率が悪いので、何度も出てくる語句は予め登録しておくことによって、次出てきたときに
クリック一つで呼び出せるという非常に便利な機能です。この摘要の登録方法のマニュアルをご紹介します。
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Mac 会計ソフト/松田税理士事務所