【2016年8月17日 |
カテゴリー:会計ソフト導入 |
松田税理士事務所
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@totallypic |
「Macで会計ソフトを使うには何がいいですか?」という質問をよく受けます。使う環境、優先すること、料金面などをヒアリングしたうえでご提案させていただいています。一旦、会計ソフトを導入すれば、あまり変更をしないほうがいいので(データの移行が面倒であったり、使い方についてイチから覚えないとダメだったりで。)、決める際はいろんな観点から検討して、会社にとってできるだけ優先項目を満たす会計ソフトを選ぶと後々失敗がないような気がします。
Macでも、Windowsの会計ソフトを使うことができます。例えば、Macで仮想ソフトを使って弥生会計を使っている方も多いのではないでしょうか。
その他には、最近急速に台頭しつつあるクラウド会計ソフトのMFクラウド会計とfreeeなどもMacで使えます。
本日のエントリーでは、弥生会計、MFクラウド会計、freeeの各機能の違いなどを表にしてまとめてみました。インストール型会計ソフトでは弥生会計を、クラウド会計ではMFクラウド会計とfreeeを取り上げてみました。これらの比較検討項目と自社の状況を照らしあわせて決めると、会計ソフトの選定がうまくいくのではないでしょうか。
Macで会計ソフトを使うことを検討する上で、いくつかの選択肢があります。今回は3つの選択肢を取り上げてみたいと思います。
1.BootCampを利用し、Windowsの会計ソフトを使う
→会計ソフトメーカーの動作保証外です。その為、不具合が生じた場合のメーカー側の対応ができないようです。またある有名メーカーの会計ソフトでは予測不可能な挙動(文字化け等)が発生することがあるようです(サポートセンターで確認済み)。決算直前で、データがすべて飛んでしまったという最悪の状況を避けるためにも、この方法はあまり現実的でなくお勧めできないのです。同様にParallels desk TopやFusionというソフトを使うことによりMacでもWindowsのソフトを起動可能ですが、会計ソフトメーカーは動作保証はしていないので、この方法もお勧め出来ません。そのため、何か問題が発生しても「自己責任の下で行う」ことになるでしょう。
2.WEB上の会計ソフトを使う
→現在、いくつかの会社からWEB上で動作する会計ソフトサービスが提供されていますが、現在Macに対応しているWEB上の会計ソフトのサービスはありません。その理由は、インターネットエクスプローラー環境での利用が前提となっているからです。(Macではインターネットエクスプローラーは利用できませんよね。)
また、WEB上で会計ソフトを利用することのデメリットは、インストールの会計ソフトに比べて非常にコストがかかるということです。インストール型会計ソフトと比較して、約3〜5倍のコストがかかります。また、インターネットにつながった環境でしか利用できません。外出時や移動時の空いた時間に入力ということは出来ないのです。しかも、動作が非常に遅いです。例え、光回線をつかっていても、入力時には操作にストレスを感じることが多いかと思います。将来的に、WEB上の会計ソフトがMacに対応しても、このようにコストや利便性の観点からWEB上の会計ソフトをMacで利用することはお勧め出来ない方法だと考えています。
3.Macに会計ソフトをインストールして使う。
→コスト、利便性、データ管理面から考えて、一番現実的な方法だと考えています。
当事務所では、Macの会計ソフト「A&A会計」の導入サポートを行っています。Macで会計ソフトを導入して、自社でリアルタイムに経営状況を把握したいと考えておられる方、お問い合わせお待ちしております。