継続課金サービスこそ、コスト意識を高めるべき
2015年6月10日 3:13 PM | カテゴリー:税理士業務日誌 | コメント(0)
@takasu |
本日のエントリーは、豊中市、吹田市、大阪市、箕面市、草津市に住んでない人にはほとんど関係のないネタです。
この5月に箕面市から豊中市に引っ越したのですが、水道料金領収書を見ると「おや?安いな。」と感じました。 そこで、大阪府北部地域と琵琶湖のお膝元である草津市の上水道とゴミ袋の料金をそれぞれ比較してみました。
あまり水道を使わない家庭だと2ヶ月で25㎡くらいでしょうか。であると、一番安い吹田市2,257円と一番高い箕面市3,054円の差は、2ヶ月あたり797円。1年だと4,782円になります。10年だと47,820円。30年だと143,460円になります。
次に、2ヶ月で100㎡の上水道を使用すると仮定します(そこまで使う家庭はまれですが)。一番安い草津市14,968円と一番高い豊中市21,039円とでは、2ヶ月あたり6,071円も差が出てきます。1年だと36,426円。10年だと364,260円。30年だと1,092,780円にもなります。30年で100万円以上も差が出るのはちょっと驚きです。
(*但し、草津市は平成28年3月検針分まで水道料金を一律10パーセント還元されています。さすが琵琶湖のお膝元と言うべきでしょうか。)
豊中市、吹田市、大阪市、箕面市、草津市の上水道料金の比較表
【一般家庭用、水道口径20ミリ、2ヶ月分の上水道の水道料金:(税込)単位:円、平成27年6月現在】
豊中市 | 吹田市 | 大阪市 | 箕面市 | 草津市 | |
20㎡ | 2,074 | 1,663 | 2,073 | 2,136 | 1,846 |
25㎡ | 2,565 | 2,257 | 2,743 | 3,054 | 2,430 |
30㎡ | 3,273 | 2,851 | 3,412 | 3,972 | 3,013 |
50㎡ | 6,966 | 5,767 | 7,042 | 7,915 | 5,637 |
60㎡ | 9,244 | 7,495 | 9,525 | 10,020 | 7,095 |
100㎡ | 21,039 | 16,567 | 19,461 | 19,740 | 14,968 |
*大阪府では、吹田市が一番水道料金が安いという結果です(但し、1㎡あたり基本料金は最も高い結果です。次の見出しを参照。)。以前まで住んでいた箕面市は高いですね。
豊中市、吹田市、箕面市、大阪市、草津市の水道基本料金の比較表
豊中市 | 吹田市 | 大阪市 | 箕面市 | 草津市 |
1,641円(20㎡迄) | 1,404(12㎡迄) | 1,026円(10㎡迄) | 1,488(16㎡迄) | 1,846(20㎡迄) |
1㎡あたりの最も安い基本水道料金は、1㎡約82円の豊中市。もっとも高かったのは、吹田市の1㎡117円でした。
指定ゴミ袋の有無と支給形態
豊中市 | 吹田市 | 大阪市 | 箕面市 | 草津市 |
45リットル 8円/枚 | 指定なし | 指定なし | 20リットル 41円/枚 | 40リットル 110円/枚 |
30リットル 8円/枚 | 指定なし | 指定なし | 30リットル 61円/枚 | |
無償の支給はなし | 2人世帯で120枚を無償支給 | 2人世帯で135枚を無償支給 |
「指定なし」とは、無色透明の市販のゴミ袋を購入する必要があるという意味です。箕面市は2人世帯で20リットルを120枚まで無償支給となってますが、実際は追加で購入する必要がある世帯が多いかと思います。
草津市の1枚110円は高く見えがちですが、実際は、2人家庭で40リットル135枚支給されると、ほとんどそれ以上使うことはなく、実際は購入することはないようです。つまり、草津市が一番安いという結果になるかもしれません。草津市は1年間分のゴミ袋を無償支給なのです。吹田市、大阪市は市販のゴミ袋を購入する必要があるので各家庭によって料金は異なってきます。
まとめ
本日のエントリーでは、水道料金やゴミ袋を例にしました。継続課金サービスの料金比較は、1ヶ月単位でするのではなく、1年単位、数年単位、10年単位で比較する必要があります。 継続課金サービスは身近にたくさんあり、特にWEBサービスではそのような課金形態が多いのではないでしょうか。
1ヶ月数百円のサービスであっても、いくつもサービスを契約してしまうと、それなりの金額になります。クレジットカード明細をチェックして、必要のないサービスを契約してないか、ほとんど使っていないサービスにお金を払っていないか、毎月確認してみるのもいいかと思います。継続課金サービスこそ、コスト意識を高めるべきなのです。