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隠れ増税。
【 2008年8月 1日 松田税理士事務所】
後期高齢者医療制度で隠れ増税が発生しているようです。
この制度の導入前は、世帯主である夫が一括して払った夫婦の保険料全部を「社会保険料控除」として課税対象額から除くことができてました。当然、夫の確定申告では、妻の保険料も夫の社会保険料控除として控除されておりました。結果、夫の税金は妻の社会保険料控除分だけ安くなっていました。
しかし、この制度では、原則として夫婦が個人で別々に年金から保険料を天引きされるため、一方の保険料を控除対象に含めることができなくなるケースがあり、夫婦世帯としてみたときは増税となるのです。まさに、「隠れ増税」ですね。
そこで、国もこれは老人いじめでまずいということで、口座振替も出来る選択肢を増やしました。
是非、上記のような例に該当する方は、保険料は天引きではなく「口座振替」にするようにしてください。
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