会計ソフトの勘定科目は「数字の科目コード」で入力した方が良い

【2017年1月10日 | カテゴリー:IT仕事術 | 松田税理士事務所 】


 大学卒業後に入社した一般企業で、入社後は経理部に配属されました。そこでの最初の仕事が、3桁の数字の勘定科目コード(以下、「数字科目コード」と言います。)を覚えることでした。例えば、「雑費」なら「539」、「売掛金」なら「131」などのように、勘定科目名称とそれに紐づく数字科目コーを覚えることでした。入社した会社の会計システムの仕様がそのようになっていたので、どうしても数字科目コーを覚えないことには仕事にならなかったのです。

 私が税理士業界に入ったのは約13年前です。そこで初めて科目コードで入力しない方法があることを知りました。しかも、結構な比率の人達が、数字科目コード以外の方法で勘定科目を入力していました。例えば、ローマ字で入力する方法です。「雑費」なら「zatu」となります。他には、科目の選択窓から科目を選択する方法です。これは、科目数が多いと探すのに時間がかかります。

 それまでは、科目の入力といえば、数字科目コードで入力する方法が常識だったので、そのような状況に非常に驚いた記憶があります。確かに数字科目コード入力は最初に覚えるのに少し時間がかかりますが、一旦覚えれば、勘定科目の入力が非常に早く楽になります。

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CSVデータを積極的に会計情報として活用する

【2016年8月27日 | カテゴリー:ITで経理合理化 | 松田税理士事務所 】


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UMEDA,TULLY’S CAFE

 CSVデータやCSVファイルという言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。これはテキストデータのことで、エクセルで開くことができます。現在様々な web サービスやクラウドサービスにおいて、それらが保有している情報をCSV データとしてダウンロードすることができます。代表的なものは、金融機関の入出金明細 もしくはクレジットカードの利用明細などです。 そしてダウンロードできたCSVデータは、そのままの形でもしくはエクセルで加工すると 非常に便利な会計情報として利用することができるのです。

 本日のエントリーでは 、弊事務所が使用している収納代行会社NSSのCSVダウンロードデータを例としてあげ、それを会計情報として利用するまでの一連の流れを説明したいと思います。この方法はいろんなパターンに応用ができるので、是非、理解して積極的に会計情報として利用していただきたいと思います。

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Macで使う会計ソフト 【MFクラウド会計、freee、弥生会計の比較】

【2016年8月17日 | カテゴリー:会計ソフト導入 | 松田税理士事務所 】


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@totallypic

「Macで会計ソフトを使うには何がいいですか?」という質問をよく受けます。使う環境、優先すること、料金面などをヒアリングしたうえでご提案させていただいています。一旦、会計ソフトを導入すれば、あまり変更をしないほうがいいので(データの移行が面倒であったり、使い方についてイチから覚えないとダメだったりで。)、決める際はいろんな観点から検討して、会社にとってできるだけ優先項目を満たす会計ソフトを選ぶと後々失敗がないような気がします。

Macでも、Windowsの会計ソフトを使うことができます。例えば、Macで仮想ソフトを使って弥生会計を使っている方も多いのではないでしょうか。
その他には、最近急速に台頭しつつあるクラウド会計ソフトのMFクラウド会計とfreeeなどもMacで使えます。

本日のエントリーでは、弥生会計、MFクラウド会計、freeeの各機能の違いなどを表にしてまとめてみました。インストール型会計ソフトでは弥生会計を、クラウド会計ではMFクラウド会計とfreeeを取り上げてみました。これらの比較検討項目と自社の状況を照らしあわせて決めると、会計ソフトの選定がうまくいくのではないでしょうか。

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A&A会計が2016年2月1日をもって販売終了しました。

【2016年3月11日 | カテゴリー:会計ソフト導入 | 松田税理士事務所 】


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京都、二尊院

 先日、A&A会計の販売元であるエーアンドエー株式会社から、2016年2月1日をもってA&A会計の販売が終了されることが発表されました。また、サポートも2017年3月末日で停止されることも同時に発表されました。
Macユーザーにとっては、非常に使いやすい会計ソフトで、個人的にはとても残念な発表でした。
 
エーアンドエー株式会社は、VECTORWORKSというCADソフトの販売をメインの業務として事業活動している会社だったので、おそらくこういうこともあるだろうと予想はしていたのですが、思ったより早かったなというのが正直な感想です。主力業務に集中していくという経営判断は真っ当なことなので仕方のないことだと思います。
 では、今後Macユーザーは何で会計業務を行っていけばよいのでしょうか。いろいろと検討してみました。

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弥生会計に改善してほしい9つのこと

【2012年5月21日 | カテゴリー:会計ソフト導入 | 松田税理士事務所 】


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Kyoto,Japan

当事務所のメインの会計ソフトは、エプソンの財務応援です。この「財務応援」という会計ソフトは税理士業界では有名ですが、一般的にはあまり知られていないようです。やはり、会計ソフトというと「弥生会計」が有名で、ほとんどの人は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 税理士業界でも弥生会計をメインの会計ソフトとして使っている事務所は結構多いかと思います。

実は弊事務所でもサブの会計ソフトとして弥生会計は使っています。しかし、今後もおそらくメインの会計ソフトとして使うことはないでしょう。 なぜ、ここまで有名なソフトである弥生会計をメインの会計ソフトとして使わないのか、その理由を一般事業会社の視点ではなく、会計事務所視点で書いてみることにしました。

弥生会計は一般事業会社向けの会計ソフト

これは弥生株式会社の営業マンに聞いた話なのですが、弥生会計はもともと会計事務所向けではなく、一般事業会社向けに作られたソフトだそうです。 もちろん、現在は、弥生会計AEという会計事務所向けのソフトも販売されています。しかし、基本設計が一般事業会社向けなので、会計事務所が毎日ハードに使うには、実際にいろいろな面で 使いにくいと思うことがあるのです。また、消費税の機能も他の(会計事務所向けの)専用ソフトと比べて若干弱い気がします。

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輸入ビジネスの仕訳処理と消費税の設定

【2012年4月15日 | カテゴリー:輸入ビジネス | 松田税理士事務所 】


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Pont des amours,Annecy

先日のエントリー「ネット輸入ビジネス業者が押さえておくべき会計処理あれこれ」では、 輸入の会計処理について俯瞰的に書きました。本エントリーでは、もっと個別的な観点から書いてみたいと思います。具体的には、輸入仕入に関する仕訳処理、勘定科目とその消費税区分についてです。前提条件として、消費税課税事業者であり、100%課税売上用仕入である場合の話です。

まずは、弥生会計、EPSON財務応援ともに「輸入仕入」という勘定科目を新たに作成します。(勘定科目の作成は必須ではないですが、国内仕入とは別科目で管理されることをお勧めいたします。)
 

税抜処理を選択している場合・・・弥生会計

勘定科目 消費税設定項目 内  容
輸入仕入 課税対象輸入本体 商品本体
輸入仕入 課税対象輸入本体 関税
仮払消費税 課税対象消費税4% 消費税 国 4%
仮払消費税 地方消費税貨物割 消費税 地方税 1%
輸入仕入 課税対象輸入本体 通関料(郵便事業株式会社)
税込処理を選択している場合・・・弥生会計

勘定科目 消費税設定項目 内  容
輸入仕入 課税対象輸入本体 商品本体
輸入仕入 課税対象輸入本体 関税
輸入仕入 課税対象消費税4% 消費税 国 4%
輸入仕入 地方消費税貨物割 消費税 地方税 1%
輸入仕入 課税対象輸入本体 通関料(郵便事業株式会社)

では、次に弊事務所でメインで使っている会計ソフト、エプソンの財務応援の場合です。
 

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学研さんが会計ソフトを発売しました。

【2011年2月12日 | カテゴリー:会計ソフト導入 | 松田税理士事務所 】


 学研さんから「会計詩」という個人事業者向けの会計ソフトが発売されてます。

 学研といえば、昔、小学生のころ毎月学研が届くのが楽しみだったことを思い出します。化学の実験モノや天体モノなど、

いろいろな付録が子供にとっては非常に魅力的でしたね。

 その学研さんが会計ソフトを発売したと聞きましたので、さっそく体験版をダウンロードしてみましたのでレビューさせていただきます。

 

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Mac版会計ソフト「A&A会計」のマニュアルをご用意しています。

【2010年3月18日 | カテゴリー:Macと会計ソフト | 松田税理士事務所 】


やっと確定申告が終わりました。今年の確定申告は、昨年にご契約いただいた個人事業主さん数社あり、それまでのお客さんもありますので、結構、時間がかかってしまいました。結局、最終日の15日まで確定申告の仕事をしておりました。

 

さて今年は、昨年よりもさらに「Macで会計ソフトを使いたい」という事業者さんをサポートしたいと考えております。

会計ソフトを導入する際に重要なことは何でしょうか? やはり会計ソフト導入後のサポートが重要です。これがないと、購入してインストールはしたものの、その先に進めないということになります。

 

そこで当事務所では、会計ソフトの操作方法についてのマニュアルをご用意しております。驚くほど簡単に会計ソフトの導入が実現します。もちろんMacで会計ソフトを使うなら、「A&A 会計」です。この会計ソフトは、簿記の分からない人でも入力できる仕様となっています。

またユニークな機能として、iphoneと連携できるという非常に便利な機能も持ち合わせています。本日は、そのマニュアルの中から一つご紹介いたします。

伝票には「摘要」という欄があります。この「摘要」には相手先や内容を入力するのですが、以前入力したものを再度入力するのは作業効率が悪いので、何度も出てくる語句は予め登録しておくことによって、次出てきたときに

クリック一つで呼び出せるという非常に便利な機能です。この摘要の登録方法のマニュアルをご紹介します。

 

をクリックすると全画面モードでご覧になれます。

 

 

Mac 会計ソフト/松田税理士事務所




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